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2023年9月10日

田嶌監督選手権を振り返って

田嶌監督選手権を振り返って


今年も選手権1次予選が終わり、9月4日には選手権決勝トーナメントの抽選会が埼玉スタジアムで行われた。

我々が戦った1次予選Hブロックからは南稜高校が決勝トーナメントに駒を進めた。

各対戦を振り返る。



1回戦 vs鳩ヶ谷

前半は初戦の緊張もあり、なかなか得点が奪えず苦戦した。9丸山の先制点により硬さがとれ、追加点を奪えれば自分たちのペースになるかと思ったが、判断ミスによりセットプレーから失点し、少し難しい展開にしてしまった。

後半は落ち着いてプレーし、追加点を奪い勝利した。


2回戦 vs南稜

相手はシードで初戦ということで硬くなるだろうと予想し、先制点を取って勢いに乗りたかった。前半始めのセットプレーのチャンスを決めきれず、逆に守備の対応ミスから先制され、さらに追加点も奪われ0-2と難しい状況にしてしまった。2戦目であったが前半は硬さが見られたのでハーフタイムに再度チームとしてやることを確認し送り出した。後半はボールを握るもフィニッシュまで持っていくことができず、逆にパスミスからカウンターで追加点を許す。終盤に18徳永のクロスから途中交代で入った3寺嶋が待望のゴールをあげたが、反撃虚しく敗退した。


代表決定戦 川口北vs南稜

Hブロックのシード校である東農大三を2回戦で敗った川口北と南稜の対戦となった。個の力に勝る南稜が幸先よく先制点をあげ、すぐに追加点を奪い2点差に広げたが、川口北も意表を突いたセットプレーから得点し、2-1で前半を折り返した。後半は徐々に川口北がチームワークからチャンスを作り出し、南稜もカウンターからチャンスを演出したがスコアは動かず、そのまま南稜が2-1で勝利を収めた。



選手権での戦いを振り返ると、良かった点として、

・走力、体力は相手を上回っていた

・練習してきたビルドアップの形を何度も作れた

・個の成長が見られた

などが挙げられる。

これはこの夏に個人やチームで取り組んできた成果だと感じた。


課題としては、

・トーナメントの緊張感への対応

・守備の脆さ

・フィニッシュワークの質

・セットプレーの質

などが足りなかったと感じた。


目標である決勝トーナメント進出に向けて、3つの山(1回戦:初戦の緊張感、2回戦:格上だが相手は初戦、代表決定戦:勝ち上がってきたチーム同士)を越えていこうと臨んだ。

県大会出場チームと戦えるレベルではあったと思うが、勝利を掴むには上記の課題への準備、あと少しを埋める努力やほんの少しの賢さが必要だったと思う。


今年の3年生は人数が少ない中、サッカーに真剣に向き合い取り組んた。一昨年、昨年の先輩たちと同様、最後までやり抜く姿勢も見せてくれた。これらは所沢高校サッカー部の新たな伝統として後輩たちも引き継いでくれることと思う。


そして今年は例年よりも出場時間を多く得た1・2年生が活躍した。選手権のスターティングメンバーの内8名が1・2年生だったことは、経験値としてこれからの成長に繋がるはずだ。まだまだ個人としてもチームとしても伸びしろがたくさんある。全ての選手が本当に楽しみである。


新チームの活躍を期待するとともに、来年こそは悲願の選手権決勝トーナメント出場を果たす為、最善を尽くすことをここに誓う。

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